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増築工事:「基礎編」水盛り・遣り方

増改築,社長ブログ 2016年07月22日

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今日は、それこそ建物の基礎になる「基礎」のお話です。

 

写真は先日着工した青葉区のK様邸の増築工事現場の様子です。

 

建設予定地の周囲に設置してある囲い状のものを水盛り・遣り方(みずもり・やりかた)と言います。

水盛り・遣り方(みずもり・やりかた)とは 、建築工事の際に事前に設置するもので、 建物の正確な位置や高さの目安を出す作業のことで、別名、丁張り(ちょうはり)とも言います。

 

水盛り・遣り方は、まず、設定GL(基準となる地面の高さ:グランドライン)を決め、約1.8m(約1間)間隔に水杭(みずぐい)を立て、水平ラインを記し水貫(みずぬき)でつないでいきます。貫(ぬき)というのは13mmx90mmほどの板を言います。

今ではレベルやレーザーレベルで高さ、トランシットなどで直角を出しますが、古くはブリキ製の缶に透明のビニールパイプをつないだもので、水が自然に水平になる原理を使った道具(水盛り缶・管)で高さを出したことから「水盛り」と言います。

 

直角を出すのに3・4・5の「ピタゴラスの定理」の直角三角形を応用した「大 矩(おおがね」というものを作って直角を出していたこともありました。

 

これを応用した言葉が、直角が出ていないことを「矩(かね)が悪い、矩(かね)が出ていない。」などとも言います。

 

遣り方(丁張り)とは水杭と貫で作られた写真のような囲い状のものを言います。

 

少しわかりづらいと思いますが、赤い糸が見えると思います。これが「水糸」。黄色い糸の場合もあります。基礎のセンターラインに張ってあります。

 

この水糸と丁張の天端を基準の建物の基礎をまず作ります。今回の建物は平屋(1階建て)ですので、建物重量が軽いため、基礎は「逆Tの字」型をした「布基礎(ぬのぎそ)」という形式です。

 

写真は地面を掘削する「根伐(ねぎり)」と言う段階まで進んでいます。掘削する深さは図面通りに水糸を基準にして掘り進みます。

植木の根を切ることではなく、掘削する事を「根伐(ねぎり)」と言います。

掘った底盤を「根伐床(ねぎりどこ)」。底まで掘り進んだことを「床付け(とこづけ)」と言います。

基礎伏図や基礎標準図を書いて、基礎の形状や高さ基準(規準GLなどのベンチマーク:BM)、アンカーボルトやホールダウン金物の位置、種類などを指示した図面を基に基礎工事が進んで行きます。

 

しかし、書いていて思うのですが、建築用語は特殊で難解ですね。

 

余談ですが、良く「基礎」のことを「土台」という人がいますが、「土台」はまた別の部分を指します。

次回はまた違う建築用語の解説をしましょう。

 

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