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ガレージハウス:ビルトインガレージ、地下車庫のある家に住む。

社長ブログ,新築,増改築,リノベーション,戸建て,ガレージ 2016年09月23日

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今回のお話は、お気に入りの車を大事に乗られていて、雨ざらしにしたくない場合の住宅の提案です。

住宅の1階にガレージを組み込む、「ビルトインガレージのある家」や「地下車庫」を持つ、いわゆる「ガレージハウス」などを建てる場合、車は床面積を意外と占めるというお話しです。

 

ショッピングセンターなどの駐車場は、最近では隣の駐車スペースとの間にU字型のラインを引き、ゆったりとしたスペースを取っています。

以前は1本のラインで区切られており、ラインとラインの間隔は2400mmから2500mm程度が多く見られました。

それが最近では2500mm+500mm程度の3000mmほどの間隔を取るようにして、隣の駐車スペースに車が停まっていても比較的駐車し易くなっています。

 

本題に戻って、住宅のガレージですが、特に地下車庫やビルトインガレージなどの場合は注意が必要です。

 

かなり売れているTOYOTA自動車のプリウスαを例にお話します。

TOYOTAのカタログデータでは、車両本体のサイズは全長:4,630mm、全幅:1,775mmとなっています。

ドアを45度ほど開けると約2,850mm程度。

車から出易いように、ドアをもう少し開けると3,000mm程度になるのではないでしょうか?

 

 

参考図面のように前後に300mmずつ、余裕を見ると長さ方向で5,230mm。

助手席側のミラーから100mm。45度にドアを開けて100mm余裕を見ると、幅方向で約2,850mmのスペースが最低限必要となります。

点線で書かれている範囲が、駐車に必要と思われるガレージの内法(うちのり)サイズです。

 

在来工法や2x4の木造住宅は、ほとんどが尺モジュール(1尺=303mm)で成り立っていますので、長さ方向の壁芯寸法が3間=5,460mm、幅方向の壁芯が1,75間=3,185mmとなり、約5.25坪=10.5畳のスペースを必要とします。

 

ガレージハウスを建てたが良いが、愛車から降りられないなんてことのないように、お施主様も図面のチェックを忘れずに!

 

笑い話ではなく、実際によく耳にする話です。