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漏水被害調査

社長ブログ,マンション 2017年01月13日

昨年の12月の半ばに、鶴見区内の130戸ほどの分譲マンションの管理組合から電話があり、5階の専有部分の給湯管からの漏水が原因で下階の4階の部屋が被害を受けたので、被害状況を調査したうえで調査報告書を作成し、さらに復旧工事の見積もりが欲しいとの依頼が急遽ありました。

 

4階の区分所有者は長期不在で、2週間に一度ほどの間隔で血縁の方が窓を開けに来る頻度とのことで、漏水被害の発見がかなり遅れたとのことで、被害の程度は不明とのことでした。

 

調査に伺った時点では床に溜まっていたという水も既にふき取られており、発見時の写真も取り忘れたとのことでしたが、調査を開始。

 

まずユニットバスの天井を覗くと上階のコンクリートスラブ下端のクラック部分に明らかに漏水の跡があり、かなり長期に渡って漏水していたとみられ、チョーキング(白亜)現象が見て取れました。

 

 

 

ユニットバスの天井は黒カビが大量に発生しており、廊下と洗面所の天井部分には、おそらく漏水時にできたと思われる下地の木のアクの染みが見られ、床のコルクタイルの表面は水ぶくれ様の「荒れ」が見られました。

 

 

 

手持ちの水分測定器で天井と床を測定するとまだ水分の含有が見られたので、数値を撮影しました。

 

 

 

 

撮影した写真とCADで起こした図面に被害範囲を記し、調査報告書を作成。それを基に見積書も添付し、管理組合と被害にあわれた区分所有者、損害保険会社あてに年末ぎりぎりでしたが提出することができました。