話のネタ:トミジ管(耐火二層管)
社長ブログ 2016年05月03日
写真はマンションやビルなどの排水に使用されるパイプで、正式名称を「耐火二層管」と言い、塩ビパイプ(VU管)に耐火被覆を施したものです。
かなり昔は現在では使用禁止になっている石綿で被覆していたこともあり、「石綿二層管」とも呼ばれていたこともありました。
この排水管を発明し特許を取ったのが、「樽川富治」氏で、製造販売していたのが「樽川富治」氏が創業した「株式会社トーアトミジ」という会社です。
その時にこの耐火二層管の商品名を、発明者の名前から「トミジパイプ」と命名したとのことです。
「トミジ管・トミジパイプ」という響きも変わった名前の管ですが、人の名前が由来というのも、面白いエピソードですね。
私達の年代は大体が、このパイプのことを「トミジ管」と呼んでいました。正式名称の「耐火二層管」とは言いません。こちらの「トミジ管」のほうが設計や現場では通りやすい名前です。
図面上では、管種の表記を「TMP(ToMiji Pipe)」とすることもあります。
現在の表記は、耐火二層管の英語表記の「FDP(Fire resistive Dual Pipe)」ですね。
トーアトミジという会社は現在は無く、その後「バクマ工業株式会社」という会社が、「トミジパイプ」の商標を引き継いで製造、販売をしています。
バクマ工業という会社は耐火二層管(トミジパイプ)や、給水給湯管で使用される 架橋ポリエチレン管などの設備資材の他に、木工用チップソー、替刃式鋸(のこぎり)などを作っていて大工さんなどは良く知った社名です。
また「バクマ工業」という社名も少し変わっていますが、会社のロゴマークは「熊」。
社名の由来は創業者の名前が馬場熊〇〇」という事からとったようです。
「ケイプラパイプ(KPN)」という商品名の耐火二層管もあります。こちらは昭和電工建材製。
若い方は「ケイプラパイプ」の方が通り易いかもしれません。