株式会社メディックが目指すこと:発達障害児とその家族が笑顔で暮らせる住環境の設計を考える
今日は、設計事務所、設計担当としてのお話です。
発達障害児とその家族が笑顔で暮らせる住環境の設計を設計事務所として考える
発達障害児の家族が笑顔で暮らせる住環境とは
私たち設計事務所にご相談に来られるご家族の中には、
発達障害のあるお子さんを育てている方が少なくありません。
ただ、その多くの方が最初におっしゃるのは
「発達障害に配慮した家を建てたい」という言葉ではなく、
- 「とにかく毎日が大変で…」
- 「家の中でトラブルが多いんです」
- 「この子に合う家ってあるんでしょうか」
といった、暮らしそのものへの悩みです。
私たちは「障害」ではなく「暮らし」を設計します
設計の仕事は、
「広さ」や「デザイン」を決めることではありません。
そのご家族が、毎日をどう過ごしているか
どこでつまずき、どこで笑顔になるのか
そこを丁寧に読み取ることから始まります。
発達障害という言葉があっても、
お子さんの特性も、家族構成も、生活リズムも、
すべてが同じということはありません。
だから私たちは、
「発達障害児向け住宅」という型にはめる設計はしません。
ヒアリングで大切にしていること
設計の初期段階で、私たちが必ず伺うのは、
- 朝の支度はスムーズか
- 音や光で困っていることはあるか
- 落ち着ける場所はあるか
- 親御さんが一番しんどいと感じる瞬間はいつか
図面よりも先に、日常の風景を共有することを大切にしています。
時には、
「それは住まいのせいだったんですね」
と、ご家族が気づかれることもあります。
設計で実際に行う具体的な工夫
1. 行動が自然に流れる間取り
無理に「こうしなさい」と言わなくても、
体が自然に動く配置を考えます。
これだけで親子の衝突は大きく減ります。
2. 刺激をコントロールする設計
光・音・色・視線。
これらを設計段階で整理することで、
落ち着きやすい空間が生まれます。
3. 「逃げ場」のある家
リビング中心の家でも、
一人になれる場所は必ず確保します。
これは子どものためだけでなく、親のためでもあります。
4. 将来を見据えた可変性
成長とともに特性や困りごとは変わります。
間仕切りや用途を変えられる設計で、
長く無理なく住み続けられる家を目指します。
設計者として忘れてはいけない視点
私たちが一番大切にしているのは、
**「家族が自分を責めなくてすむ住まい」**です。
・叱らなくていい
・無理に頑張らなくていい
・完璧な子育てをしなくていい
そんな気持ちになれる家こそ、
本当に価値のある住環境だと考えています。
家は、家族を支えるインフラ
住まいは、毎日使う「道具」であり、
子育てを支える「環境」であり、
家族の関係性を静かに形づくる存在です。
設計事務所として私たちができることは、
専門知識と経験を使って、
暮らしを少しだけ生きやすくすること。
発達障害児の家族が、「この家でよかった」と心から思える住まいを。
それが、私たちの設計の原点です。
このブログを読んで、過ごしやすい、心地よい住空間を創りたいとお考えの方は、
どうぞ「発達障害児とその家族が笑顔で暮らせる住環境の設計」担当 長谷山までご相談ください。
ご相談窓口は ⇒ こちら


