ガレージハウス:ビルトインガレージ、地下車庫のある家に住む。ーその2-
ビルトインガレージのある家のお話の続きです。
前回は比較的ありふれた車のビルトインガレージのお話でしたが、今回は車にこだわりのある方のビルトインガレージのお話です。
ドイツ車好きの方のためのビルトインガレージ。それもセダンとスポーツカーの場合です。
1台は左ハンドルの「ポルシェ911」、もう1台は右ハンドルの「Audi A6」という大型セダンの2台をビルトインするガレージです。
この場合は左ハンドルと右ハンドルなので参考図面のように互いに寄せて停めることができます。この場合でもゆったりとしたスペースを取ると仮定すると、6mx6m程のスペースを必要とします。
左ハンドル車と左ハンドル車(あるいは右と右)の場合は、前向き駐車と後ろ向き駐車をするなどの工夫で寄せて停めることはできます。同じ向きに止めたい場合は幅方向の余裕がもう少し必要になりますね。
このような開口部の幅が大きい、スパンの飛んだガレージの場合の構造は、RC(鉄筋コンクリート)または重量鉄骨造、あるいは木造で作るとすると大断面の門型フレーム構造(参考サイトへ → 株式会社カネシン 木造門型フレーム)あるいはSE構法などの重量木骨造となります。
構造計算が必要となりますが、ガレージ部分のみRC造あるいは重量鉄骨造として上に木造の建物を乗せる異種の構造を組み合わせた「混構造」とすることも可能です。