東日本大震災の余震
11月22日05時59分頃、福島県沖(北緯37.3度、東経141.6度、いわきの東北東60km付近)を震源とする地震が発生。
震源の深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は7.4と発表され、津波警報も発令されるなどしました。
この地震は、2011年3月11日の東日本大震災の余震とみられ、気象庁は22日に緊急記者会見を開き、気象庁地震火山部管理課の中村浩二企画官は会見の中で、「揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度は同程度の最大震度5弱の揺れを伴うような地震への注意と、その規模の地震が起きた場合は、津波を伴う可能性があるので、津波についても注意するよう」に呼び掛けています。
今回の震源地はマグニチュード7以上の地震が度々起きるなど、地震活動が活発な場所で、気象庁は今後、2、3日程度は規模の大きな地震が起きる可能性があるとしているほか、今後も年に一回程度は同じくらいの規模の東日本大震災の余震が起きる可能性があるとして注意を呼び掛けています。
確かに、その後の震度3以上の地震の発生を見ても福島県沖ではかなりの頻度で地震が発生していますので、注意が必要ですね。
情報発表日時 | 検知日時 | 震央地名 | マグニチュード | 最大震度 |
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平成28年11月24日06時28分 | 24日06時23分頃 | 福島県沖 | M6.1 | 震度4 |
平成28年11月23日20時13分 | 23日20時10分頃 | 熊本県熊本地方 | M3.6 | 震度3 |
平成28年11月22日23時07分 | 22日23時04分頃 | 福島県沖 | M5.7 | 震度4 |
平成28年11月22日10時41分 | 22日10時38分頃 | 福島県沖 | M4.9 | 震度3 |
平成28年11月22日10時14分 | 22日10時09分頃 | 福島県沖 | M3.9 | 震度3 |
平成28年11月22日08時44分 | 22日08時40分頃 | 福島県沖 | M4.6 | 震度3 |
平成28年11月22日06時5分 | 22日06時51分頃 | 福島県沖 | M4.9 | 震度3 |
平成28年11月22日06時45分 | 22日06時39分頃 | 福島県浜通り | M5.5 | 震度3 |
平成28年11月22日06時16分 | 22日06時10分頃 | 福島県沖 | M5.4 | 震度3 |
平成28年11月22日06時11分 | 22日05時59分頃 | 福島県沖 | M7.3 | 震度5弱 |
平成28年11月22日06時05分 | 22日05時59分頃 | 福島県沖 | M7.3 | 震度5弱 |
南海地震や東南海地震、東海地震も警戒されていますが、1923年9月1日の11時58分頃に相模湾を中心に発生した関東大地震からもうすでに92年も経っています。地震の空白域とも言える場所ですし、首都圏直下型地震の想定震源域は東京湾内や他にも想定されています。
地震は身近な場所でいつでも発生する危険があることを肝に銘じて準備を怠らないようにしたいものです。