「介護される側にも、介護する側にも優しい」バリアフリー・リフォーム、やっています。
今回ご紹介するのは、「介護される側にも介護する側にも優しい」介護住宅リフォーム(バリアフリー・リフォーム)です。
車椅子で生活される方のための、木造住宅の洗面台とトイレを一室にまとめた介護住宅リフォーム(バリアフリーリフォーム)の例となっています。
写真:左から腰掛け便器(洗浄便座付)、汚物洗いシンク、車いす用洗面台
写真:腰掛け便器と汚物洗いシンクの間には、跳ね上げ式手摺
写真では見えにくいですが、腰掛け便器の右側の壁と便器の前に水平に手すりを回し、さらに便器先端から200mmの位置には、立ち上がりに必要な縦手摺を付けて、T字型にしています。
座って左側の手摺は跳ね上げ式で、便器に腰掛けた後に降ろし、体を支えます。
便器正面に手すりを回したのは、介護する方がズボンや下着を降ろすときに、介護される方に安定して立っていただく為の手摺です。
汚物洗いシンクは、下着などを汚したときに下洗いするためのもの。バケツも入るので、床などを汚したときの雑巾やモップも洗うことができます。
車いす用の洗面台は、足元のでっぱりがなく、車いすごと洗面器を使え、シャンプーもできるシャワー水栓付きです。
また洗面台のあるスペースは脱衣所も兼ねていて、右側のユニットバスの段差なしで入ることができます。
将来的には、シャワー用の車いすでユニットバスの洗い場に入り、シャワーを浴びることが可能になっています。
写真:シャワー用車椅子(TOTO製)。トイレにもそのままアクセスできるタイプです。
「介護される側にも介護する側にも優しい」介護住宅リフォーム)バリアフリー・リフォーム例をご紹介しました。