世界の自動車は化石燃料車からEVへのシフトを、さらに加速する。
米国に次ぐ世界第二の石油消費国であり、自動車市場としては世界最大の中国が、環境汚染対策として、ガソリン車およびディーゼル車の生産・販売を禁止する検討に入ったことが、ニュースに流れました。
中国における昨年の自動車生産台数は2800万台で、世界の総生産台数の3分1を占めており、化石燃料車の生産・販売を禁止するという方針が本気と見えて、世界の自動車の生産に大きな影響を与えようとしています。
7月末と8月初めのブログにも書いたと思いますが、すでに英国とフランスが、環境汚染対策や二酸化炭素の排出量削減などを目指し、2040年までにガソリン車とディーゼル車の生産・販売を禁止する計画を発表しています。
ボルボは今年7月、2019年以降の新型車をすべて電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)などの電動車にすると発表したのも記憶に新しいところです。まあ、ボルボは既に中国の浙江吉利控股集団が親会社の自動車メーカーですので、すべての新型車を電気自動車にするという方針もわからないでもありません。
中国の吉利汽車は、2025年までに電気自動車を100万台販売することを目指しているとのこと。
これに対抗するかのように、仏ルノーと日産、三菱の企業連合や米フォード・モーター、ゼネラル・モーターズ(GM)など世界の主要自動車メーカーが中国で急ピッチに電気自動車の開発を進めており、各社は、ガソリン・ディーゼル車禁止が中国で導入される前に、同国市場でのシェアを確保したい考えを持っていると思われます。
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