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マンション専有部の給水給湯管改修提案

社長ブログ,リノベーション,水廻り,マンション 2017年09月16日

今日のお話はマンションの修繕計画のうち専有部についてです。

 

 

30年以上前のマンションですと、場合によっては給水管、給湯管が塩ビ管(VP管、HT管)ではなく、鉄管や銅管の場合が少なくありません。この場合は腐食(ピンホールを含む)による劣化が原因で漏水事故が起きることがあります。

 

配管改修の方法としては大まかに2種類に分けられます。

 

1.配管内部を特殊樹脂で配管内部に樹脂を塗る「ライニング工法」と2.配管自体を交換又は置換する方法があります。どちらを選択するかは、現在の配管の敷設方法や経路などで決定します。

 

画像は東戸塚のとあるマンション(築36年)の給水管と給湯管を架橋ポリエチレン管を使用した「さや管ヘッダー工法」による配管交換置換改修工事の提案で、配管改修のイメージ図と配管の経路を記した計画図面とメーターボックス内の給湯器部分の配管改修の計画図です。

 

既存の給水給湯管は鉄管と銅管でした。スラブに木で根太組をしてあり、既存配管はその間を転がしてあります。

計画では、床を新規配管経路に添って部分開口して新規配管の敷設をし、洗面所床に点検口を設けヘッダーと呼ばれる分岐金具を設置、そこから各所へ配管が専用に分かれていきます。「ヘッダー」は管の途中からいくつもの箇所に分岐しないので、水圧の低下が少ないことが特徴で、「さや管」は架橋ポリエチレン間の万が一の劣化にも、単独で劣化した「架橋ポリエチレン管」をさやから抜き出し、新規の「架橋ポリエチレン管」を差し込むことにより配管の交換が可能なことが特徴です。