リノベする:マンション編 ー給排水設備の配管ー
社長ブログ,リノベーション,マンション大規模修繕,水廻り,インテリア,マンション,二世帯,バリアフリー,リフォーム 2022年10月14日
今日のテーマは、マンション編 ー給排水設備の配管ーについてです。
マンションにおける給水・給湯・排水の配管の種類はいろいろあり、設計者(建設会社)によって、組み合わせは様々で、年代によっても異なっています。
中古のマンションを買ってリノベしたり、水廻り設備を交換したりする際に、できるだけ腐食しない管への交換をすることを念頭にリフォーム・リノベーション計画をすることが大事です。
えてして予算の関係上、そこまで工事ができない、相見積もりを取り、安易に安い業者に決めてしまった、ネットの評判を信じて業者を決めてしまった等、失敗した例はいくらでもあります。
下記にマンションの設備配管の種類を列記しますが、当初の設計図書を管理会社から入手することや、信頼できる業者に調査してもらい、適切なリフォーム・リノベーション計画を立てることがとても大事な項目です。
◎マンションの給排水設備の配管の種類
●給水管の種類
金属製
- 亜鉛メッキ鋼管(白管)
- ライニング鋼管
樹脂製
- 塩化ビニール管
- 架橋ポリエチレン管
●給湯管の種類
金属製
- ライニング鋼管
- 銅管
樹脂製
- 塩化ビニール管
- 架橋ポリエチレン管
●排水管の種類
金属製
- 亜鉛メッキ鋼管(白管)
- ライニング鋼管
樹脂製
- 塩化ビニール管(耐火被覆の耐火二層管=トミジパイプ等を含む)
管の種類を的確に把握し、下記のような点に注意してリフォーム・リノベーション計画を立てましょう。
1.特に給水管給湯管に関しては、劣化状況を調査し、状況に応じて、最新式の架橋ポリエチレン管への交換や配管内部のライニングなどを検討する。
2.排水管に関しては鉄管の場合は耐久性や耐熱性の必要に応じて、VU管、VP管、HIVU管、HIVP管等の塩ビ管へ交換する計画を立てます。
※架橋ポリエチレン管による配管イメージ
※架橋ポリエチレン管(青が給水管、赤が給湯管)
※架橋ポリエチレン管の接続部材
もし管理組合や区分所有者の方で、「設備配管の事故などが多発している」、「現況の配管がどうなっているか知りたい」等のお困り事、ご質問等があればホームページのご相談フォームからご相談ください。
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※今回の「リノベする」の記事の基になったセミナーの資料冊子を送付させていただきます。
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