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NEWS 社長ブログ/耐震

3.11の記憶

社長ブログ,耐震 2024年03月11日

3.11 14:46、あの時あなたはどこにいましたか?

 

tennki.jpより

 

私は女性スタッフとともにビルの1階にある事務所にいて、いきなりの強い揺れと長い揺れに異常を感じ、事務所の玄関ドアを開け自動ドアのスイッチをを切り、二人で外へ出て建物から少し離れました。

電柱が大きく揺れ、ビルの窓ガラスや建物のきしむ音が聞こえました。何も気づかずに普通に歩いている人もいたり、前の道路を走る車も揺れに気づかないかのように走っていました。

そうこうするうちに揺れも納まったところで事務所に戻り、横浜市栄区庄戸で1週間前に引き渡しの終わった「高気密・高断熱・高耐震」の新築住宅のS様邸にいる男性スタッフに電話を掛け様子を聞くと、「揺れていましたね、震度2か3ですか?」と、悠長な答えが返ってきました。

おそらく栄区の庄戸という現場周辺は地盤が固く、地震波が伝わりにくいので揺れが少ないのかもしれません。

地盤調査でもこの土地はすぐに支持層があり、基礎を掘削するのに地盤が固くて大変だったのを思い出します。

 

翌日金沢文庫のN様から電話があり、京急金沢文庫駅近くの築30年ほどの、お父様の所有する鉄骨ALC3階建ての建物に被害があるとのことで調査の依頼が入りました。

N様の木造2階建ての住宅は、庄戸の住宅と同じ「高気密・高断熱・高耐震」の新築住宅(LIXILの新築住宅コンテストで受賞した住宅)で、地盤が弱いため、鋼管杭を37本も支持層まで打ち込んで、その上に基礎を構築し建設した建物でしたので、地域的に地盤が悪く、かなり揺れたとは思いますが、N様邸に被害はありませんでした。

 

当日の話に戻りますが、いつもなら車で一般道を通って35分から40分ほどで鶴見区の自宅までの通勤時間ですが、お客様との打ち合わせから戻った女性スタッフとともに事務所を出たのが19時30分頃、車載のナビで見ると幹線道路は真っ赤な表示で渋滞しています。

主な県道や15号線は全く動く気配がないので、渋滞していない裏道を探しながら幹線道路を横断する間に見た、街の明かりや信号は停電していて真っ暗の中、黙々と歩く帰宅すると思われる異様な行列は今でも思い出されます。

 

 

私の家族も横浜駅近くから10kmの道のりを徒歩で帰りました。

 

結局鶴見の山の方に住む女性スタッフを自宅まで送り届け、携帯電話は充電が切れたので公衆電話から自宅に電話すると帰宅が無理と分かり私の姉の内に避難した長女も含め、家族は皆安全に自宅に帰れたとのことで一安心。

4時間半かかり自宅に帰ってきました。

 

地震や耐震についてのお話は、今後も繰り返しお伝えしていくつもりでおります。