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障害に合わせた住空間を創る:自閉症、発達障害などの個々の特性に合わせた住空間創りをする

社長ブログ,新築,増改築,リノベーション,インテリア,マンション,戸建て,バリアフリー,リフォーム 2025年11月19日

今日のテーマは、新築や住宅改修の際にバリアフリー住宅にするお話です。

と言っても、高齢者向けのバリアフリーについては、色々なバリアフリー例やカタログがあると思いますが、今日のお話は「障害児・者がいる家庭のためのバリアフリー住宅」の話しをさせて頂きます。

 

ご家族の中に自閉症や発達障害などの障害のある方がいらっしゃる場合、ご本人とご家族が快適に暮らせる住宅づくりは、その障害児・者の特性に合わせて住宅を設計することが重要となります。

さらに同居されるご家族にとっても、生活するうえでストレスのない空間にすることも、合わせて重要です。

 

障害児・者の個々の特性は様々で、ある特性が顕著だったり、ある特性はあまりないといった「デコボコ」な特徴があるので、その方に合わせて暮らしやすい空間を創ることが重要となります。

 

 

それでは自閉症や発達障害の特性に合わせた住宅設計の、ポイントをつかんだ空間づくりはどのようにしたらよいでしょうか?

 

1.感覚への配慮

 

※音や光に対し敏感な場合が多いので、落ち着いて暮らすために配慮した空間を創る。

 

障害児・者が主として過ごす部屋にいることにより、落ち着いて穏やかに過ごすためには、音や光に敏感な特性に配慮し、静かな空間を創る。

すなわち、騒音を最小限に抑え、落ち着ける「静かなスペース」を確保する。

 

☆視覚過敏:光について

窓を高い位置につける、小さくするなど、外からの刺激を少なくする。

これは窓からの転落を防ぐ意味でも有用です。

 

 

☆聴覚過敏:音について

大きな音に対して敏感な場合、窓を2重窓にする。天井や壁を吸音材で仕上げる。

また、厚手のカーテンなども音や光に関しても有効です。

 

☆触覚過敏:熱について

熱について過敏だったり、体温調節がし難かったりすることもあるので、過ごしやすい気温に配慮するために空調設備を整える。

 

2.視覚への配慮

 

※言葉で理解しにくい場合があるので、直感的に本人が見て判断できるような視覚による識別ができるように配慮する。

 

各部屋のドアに「シンボル」「色分け」「絵カード」などの標識を付けることで、場所や行動を確認することにより習慣づける。

 

 

3.安全への配慮

 

 

☆突発的な行動、高いところに登りたがる、高いところから飛び降りる、水が好き等への特性について

 

外への飛び出しを防ぐための窓にロック機能の付いたクレセント(鍵)を付ける。

 

各部屋のドアの鍵を共通シリンダーにして、むやみやたらに出入りできないように鍵をかけるようにする事や外部に面したサッシに面格子を付ける

 

スイッチ・コンセントを見えたり、興味を持たないように工夫する。

 

テレビなどは揺らしたり倒したりできないような工夫をする。

 

キッチンなどの水廻りに近付けないようにする。併せてキッチンのカウンターへ登れないようにする。

 

できるだけ1階部分で生活するように工夫する。2階部分で生活する場合は、階段の上下に柵を設けたり、階段には手すりを設ける。

 

床やステップを滑りにくい素材で仕上げるなど、転倒、転落事故を防ぐ配慮をする。

 

家具や壁の角を丸くしたり、クッション材を張り付ける。床材もクッション性があり、飛び降りたときに音が出にくく転倒しても安全な床材に張り替えたり重ね置きする。

 

自傷行為のある方の場合は、壁を衝撃を和らげる素材にする。

 

段差のないフロアや広い廊下、心身障害を伴う場合は車椅子でも移動しやすい間取りを考える。浴室やトイレなどは介護しやすく清掃しやすい床材・壁材に張り替える。

 

 

 

上記に列記したような住まいに関する工夫は、障害児・者の個々の具体的な感覚特性や行動特性によって必要なもの、組み合わせが異なります。

 

私共専門家へご相談いただければ、障害をお持ちのご家族が「どのような刺激に敏感か」「どのような行動パターンがあるか」といった具体的な情報をお伝えいただき、どのような困り事があるかなどをヒアリングし、その方に最適な住宅を設計、アドバイスさせていただきます。

 

 

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