増築工事:「基礎編」 アンカーボルトとホールダウン金物
少し時間が空いてしまいましたが住宅の基礎のお話の続きです。
鉄筋を組み立て(配筋)、写真にはありませんがコンクリートを基礎の形に打つために「型枠」というものを使用します。型枠は「コンパネ」と言われる合板のものや「鋼製型枠」もあります。
今回のような住宅基礎の場合は、型枠と同時にアンカーボルトやホールダウン金物を図面通りの位置に設置します。
型枠とアンカーボルト、ホールダウン金物が設置できたら生(なま)コンクリートを流し込みます。生コンクリートというのは、砂・砂利・セメント・水をバランス良く配合し、JIS規格の生コンクリート工場で練ったものを指します。
この生コンクリートをミキサー車という車で現場に配送し、ポンプ車などを使い、型枠に流し込みます。
これは「コンクリート打設」と言う工程です。
打設する生コンクリートの強度は、「4週強度」と言って打設28日目の圧縮強度を基準とします。その後は強度は上がり続けて行きます。
コンクリートは強アルカリ性ですので、そのアルカリの性質が鉄筋を腐食から守ります。
打設後養生期間をおいて脱枠します。お気づきになった方もいらっしゃるかもしれませんが、床下換気口は設けていません。
その理由は・・・・・・・・! 後日お話しします。
この後に土台を敷いて柱、や梁などの構造材(軸組み)を組み立てていく「建て方」という工程に入ります。