リノベーション工事の難易度最高レベル?「ルーフドレン交換」 ー実施編ー
さて、今日は先日のお話の続きです。
リノベーション工事の難易度最高レベル?「ルーフドレン交換」 ー実施編ー です。
これから実際の工事を順序を追ってお話します。
前回のBlogの中でもお話しましたが、「ルーフドレン交換」の施工手順はどこを探しても参考になるものは出ていません.
交換工事(改修工事)という事は新築時のドレン設置工事とは違って、下階の設備や内装も仕上がっています。
勿論私も初めての経験ですし、下職も経験がないので、どのようにして作業をするかを綿密に打ち合わせをしたうえで、これで行こうと言う手順を定めました。
今回は実は「改修ドレンで改修済み」、「ウレタン塗布防水済み」だから可能だった工事です。恐らく既存ドレンをそのまま交換するのは、防水層も劣化しているので、交換不可能と思われます。それを踏まえたうえでご説明します。
1.既存改修ドレン(鉛ドレン)周りウレタン防水層カッター入れ
2.改修ドレン(鉛ドレン)撤去(これが意外と大変でした!)
3.既存横引きルーフドレン(旧ドレン)周りモルタル斫り、ルーフドレン撤去
4.塗布防水用横引きドレン用意(左が表面、中が裏面、右が落ち葉などを留めるグレーチング)
5.横引きドレン据え付け
6.既存排水管撤去、新規塩ビ排水管を横引きドレンに外部からねじ込み
7.横引きドレン速乾モルタル固定
8.既存ウレタン塗布防水と設置したドレンにセメント系防水材を塗布し、仮防水
ここまでの工程を1日で済ませなければならないというのが難易度の高いところです。
今回は5か所交換、1か所を新設しました。
9.ウレタン塗布防水仕上げ(後日)
以上が難易度「高」のルーフドレン交換の手順です。
何度も言いますが、通常は改修ドレンでのルーフドレン改修が普通ですので、今回のルーフドレン交換工事は、レアケースと言って良いと思います。
どうぞ試しに「ルーフドレン交換」と検索してみてください。
これからも当社は難易度の高い工事には、ひるむことなくチャレンジさせていただきます。
と言うのは、少し言いすぎですね!
ケースバイケースで考えます。
ルーフドレンについての説明は、6月1日のブログ、リノベーション工事の難易度最高レベル?「ルーフドレン交換」をご覧ください。