首都直下型地震に備える Part-3 「家具の安全。非常持ち出し袋の用意。備蓄をする。」
地震などの災害から身を守るために一人一人が日頃からできることを準備することが大切です。
☆家具の安全
近年発生した地震によりけがをした方の原因は、およそ30%から50%が家具の転倒、落下、移動によるものでした。
東日本大震災の時のビデオを見ても、オフィスビルの事務所内でコピー機のキャスターが固定されておらず、手の付けられないほど動きまわている映像をご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そうした被害を防ぐために、部屋の中の家具や什器は壁に固定することが大事です。
L型金具やチェーン、ワイヤーなどで転倒しないように固定することが必要です。
このような金物で固定をすることができます。
☆非常持ち出し袋の用意
非常持ち出し袋は、いろいろなところで購入できますが、下記のようなものも必要となります。
飲料水、食料品(カップめん、缶詰、ビスケット、チョコレートなど)
貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)
救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など)
マスク
軍手
缶切
ナイフ
懐中電灯
衣類、下着
毛布、タオル
ライター
携帯ラジオ
予備電池
使い捨てカイロ
ウェットティッシュ
洗面用具
ヘルメット、防災ずきん
☆非常食の準備
3日間の非常食料を準備することは内閣府のホームページでも呼び掛けています。
☆トイレットペーパー、ティッシュ、ウエットティッシュなどの備蓄
意外と忘れそうなのが紙類の備蓄です。首都圏直下型地震ではありませんが、東海地震が発生すると紙類の生産が止まるので、一家につき1か月分のトイレットペーパーの備蓄を内閣府が呼び掛けています。
いろいろなことに使えますので、トイレットペーパーとビニールごみ袋は少し多めに常備しておいたほうが良いと思います。
次回は住宅の耐震と制震についてお話ししようと思います。