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内陸活断層型地震:活断層マップ

社長ブログ,耐震 2020年07月05日

主要活断層マップ

 

日本列島およびその周辺で起きる地震について、大きく分けると「海溝型地震」と「内陸活断層型地震」に分けられます。

1923年の関東大震災や2011年の東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)、将来発生が予測される南海トラフ巨大地震などは、陸側のプレートと海側のプレートの境界である海溝やトラフ付近で発生する「海溝型地震」です。

これに対し、1995年に発生した阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)や2004年の新潟中越地震、2016年の熊本地震、2018年の大阪府北部地震、2018年の北海道胆振東部地震などは「内陸活断層型地震」です。

 

今日は「内陸活断層型地震」について、熊本地震を例にとってお話しします。

 

熊本地震が起きた際に、熊本でまさかこのような大きな地震が起こるという事は予想していなかったといわれています。

しかし実は過去をもっと遡れば、熊本地方直下で同様の地震が起きていたことがわかっており、将来再び大きな揺れに見舞われることは事前に想定されてはいました。

ただ、いつ起こるかというタイミングが全くわからなかったのでした。

 

熊本地震は阪神淡路大震災をもたらした1995年兵庫県南部地震と同じ、典型的な内陸活断層の地震です。

 

活断層とは、地震の震源として過去からくり返し活動し、将来再び地震を起こす可能性のある地殻のズレのことを言います。

 

熊本地震は布田川・日奈久断層帯と呼ばれる既知の活断層が震源となり、地表では地盤が最大約2mもずれたことが報告されています。

 

「活断層」という言葉が社会的に認知されたのは阪神淡路大震災の時で、これを契機に政府は「地震調査研究推進本部(地震本部)」を設置し、日本列島に2000以上あると言われる活断層の中で、特に重要と思われる98の主要活断層をリストアップして、その性状を詳しく調べ、その中には布田川・日奈久断層帯も含まれており、マグニチュード7.0程度、ズレの量2m程度、嘉島町や益城町、西原村などで震度6強以上の揺れを伴う地震が予測されていました。

 

しかし、活断層のずれが原因の地震については発生の間隔が布田川区間で8100〜26,000年と推定され、最後に起きた地震の時期は高野−白幡区間で1600〜1200年前、布田川区間で6900〜2200年前と推定されているなど、このデータから30年以内の発生確率を換算すると0~0.9パーセントなどとほとんど起きないと思えてしまうのです。

 

北海道胆振東部地震は深さ37kmの断層の活断層型地震とされていますが、それだけ深いところの断層は未発見で、さらに2019年の熊本地震(最大震度6弱)は2016年の熊本地震(最大震度7)との関連が疑われましたが、「別の未発見の断層が動いた」とされています。

 

それだけ活断層で起こる地震の予測はなおさら難しいといえます。

 

政府の「地震調査研究推進本部(地震本部)」のホームページに「主要活断層の評価結果」が掲載されており、断層帯を震源とする地震の確率も載っていますので、ご覧ください。

 

主要活断層の評価結果は → こちら

 

 

※なお、神奈川県の三浦半島断層群は30年以内のM6以上の地震発生確率は3パーセント以上と高い確率を示しています。