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2011年3月11日 14時46分18秒 東北太平洋沖地震(東日本大震災)

社長ブログ,新築,増改築,耐震,リノベーション,戸建て,リフォーム 2021年03月10日

早いもので、明日3月11日で、あの日からちょうど10年が経ちます。

 

2011年(平成23年)3月11日(金曜日)14時46分18秒、宮城県牡鹿半島の東南東沖130キロメートル (km)(北緯38度06.2分、東経142度51.6分、深さ24 km)を震源とし発生した地震は、日本周辺における観測史上最大のマグニチュード  9.0という地震でした。

 

東日本大震災は、今まで経験したことのない規模の最大震度7という強烈な揺れでした。

横浜にいた私も、強烈で長い時間の揺れに、スタッフと事務所の外の道路に出て様子を見るしかありませんでした。

同時に発生した大津波は太平洋側の東北各県を襲い、多くの人と物を巻き込んで沖へと流し、甚大な被害を及ぼしました。

 

特に福島県の第一原子力発電所、第二原子力発電所の電源喪失によるメルトダウンによる被害は、いまだに先の見えない恐怖に覆いつくされているといっても過言ではありません。

先の見えない廃炉作業と除染に加え、高濃度の放射性物質を含んだ汚染水の保管場所も底をつきそうな気配です。

 

原子力発電所についてはまた後日言及するとして、今日のテーマは繰り返しお話ししている住宅の耐震についてです。

 

新築住宅を設計する際や既設住宅をリフォームする際に私が重要視するのは、耐震設計は、建築基準法の耐震基準を満たすことはもちろんのこと、それ以上の耐震基準をクリアすることです。

 

 

特にリフォームする際に間取りを変更する場合、柱や壁の位置の変更が伴いますので、柱の入れ替え、梁の架け替えも併せて考えることが重要です。

そして大事なことは、バランスよく耐力壁を配置して、地震に遭遇した際に家がねじれないようにすることです。

 

 

耐力壁を作るには、外部では「構造用合板」、大建工業の「ダイケン 耐震ボード ダイライトMS」、ニチハ耐震面材「『あんしん』かべ強化」などの耐力面材と筋交いを併用します。

内部に関しては、大建工業の「かべ大将」などで補強する耐震設計をし、計画を立てます。

 

そして、お勧めしたいのは、耐震設計が終わった段階で、地震の本震の後に2度、3度繰り返す揺れに耐えうるために、建物の変形をできるだけ少なくする装置、「制震ダンパー」などの「制震材」のプラス採用です。

 トキワシステムの「αダンパーExⅡ」

 

 日本制震システムの「MER SYSTEM ピロータイプ」

 

およそ30坪2階建ての木造耐震住宅で60万円から100万円ほどの「制震材施工」の費用が掛かりますが、「繰り返す揺れ」に耐えうる建物を創るうえで重要な要素をプラスすることでより安全・安心な住宅を実現できます。