そのため、北米市場では、木材価格が過去最高値を大きく更新し、北米に負けじと高値で輸入を拡大している中国市場に、世界の木材が吸い寄せられ、世界の主要な産地の先物産地価格は記録的な高値となっています。
日本国内の住宅の場合、国産材の利用率が低く、輸入材の米松、ホワイトウッド、レッドウッド、米栂、ホワイトウッド集成材、APF材、合板などが使用されています。
もちろん、日本国内に生えている杉や檜を使う場合もありますが、日本の山の木は急峻な斜面に生えているものが多く、切り出して製材所へ運び出すのに費用が掛かります。また、圧倒的に林業の衰退とともに流通量が少なかったため、輸入材に頼ってきたのが現状です。