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マンション大規模修繕の必要性について

社長ブログ,耐震,リノベーション,マンション大規模修繕,水廻り,インテリア,エクステリア,マンション,バリアフリー,リフォーム 2022年10月23日

マンションの大規模修繕の必要性についてお話しします。

 

 

建物(ここではマンション=集合住宅についてお話しします)はご存じのように、年数がたてばたつほど内外の各箇所が劣化し寿命が短くなります。

そこで、区分所有者の皆様がマンションに長く快適に安全にお住まいになるためには(賃貸マンションのオーナー様にあっては収益を長く得るために)定期的に修繕や改修を行い、マンションの機能や性能を維持ていくこと、さらにはより一層向上させることが必要となってきます。

 

通常、マンションの大規模修繕の周期は築12年前後が一般的となっています。そのころにはちょうど外壁の傷みが目立ってくる時期です。

私たちのようなマンション大規模修繕のコンサルタント業務を担っている設計事務所は、マンションの劣化状態を調査診断し、劣化状況を管理組合様にご提示し、今後どのような修繕や修理、リノベーション、リフォームが必要かのアドバイスをさせていただきます。

 

調査と計画の準備期間も入れると、通常第一回目の大規模修繕を控えた10年目に計画に着手する時期としては最適です。

大規模修繕工事の1回目の大きなテーマは外壁改修を中心に行われますが、2回目は20年目から22年目が目安となりますが、外壁を含め共有部分である「玄関ドア」や「サッシ」「共用廊下やエレベーターホールの床」などが劣化している可能性が出てくるので、そのような部位も調査の上、修繕工事を行います。

 

そのため2回目の工事は1回目よりも広範囲になることが多くなります。30年以上経過したころに行われる3回目の工事では、建物ほぼ全域を対象とした大規模修繕工事が行われることが多くなります。

また近年では共用部分の照明のLED化、資産価値を高めるための外観のリニューアル等社会の変化などに応じて計画をする必要性が出てきます。

 

計画的な大規模修繕が実施されない場合、劣化に伴い費用も増大する傾向がありますので、専門家による適切な診断を実施し、工事を計画通りに滞りなく行えるよう準備を進めることが、お住まいの方に余計な負担をかけないという意味でも、とても大事になってきます。

 

次回以降は大規模修繕の計画のやり方などについてお話ししたいと思います。