1月28日(日)午前8時59分、東京湾を震源とするマグニチュード4.8、深さ約80kmの地震について
1月28日(日)8時59分頃に発生した大きな地震にお気づきになった方は多かったのではないでしょうか?
横浜市内や川崎市内でも、突然下からずしんと突き上げるような揺れを感じたと言ってらっしゃる方が多く見受けられました。私はその時間に首都高横羽線を車で走行中でしたので気づきませんでしたが、助手席に座っていた長女がスマホのNEWSを見て「今、地震があったみたいよ。」と教えてくれました。
今回の地震は、東京湾を震源とするマグニチュード4.8、深さ約80kmと推定され、この地震で東京都中央区、港区、渋谷区、調布市、町田市、神奈川県横浜市、川崎市などで最大震度4、関東の広範囲で震度3の揺れを観測しました。
東京23区で震度4以上の揺れを観測するのは、2023年5月11日の千葉県南部を震源とする地震以来で、東京都内で震度4以上且つ東京湾を震源とする地震に限定すると、今回の震源とほとんど同じ領域で発生した2018年1月6日のマグニチュード4.7の地震以来6年ぶりとなるそうです。
今回の地震が発生したエリアは以前から地震が多い千葉県北西部の領域の一部とみられます。深さ70〜80kmに震源が集中していて、今回も速報値では約80kmの深さと推定されています。震源が深いため比較的広範囲での揺れを感じた地域が多かったようです。
首都直下地震との関連性は薄いようですが、30年以内に70%の確率で発生するといわれている首都直下地震。予想される震源域についてはフィリピン海プレート、北米プレート、太平洋プレートの3枚のプレートが接しており、活断層が密集している東京、千葉、神奈川ですので、いつ直下地震が起きてもおかしくはないと言える状況だと思います。
下記に今回の地震についての情報をまとめておきます。
地震検知時刻 2024年01月28日 08時59分ころ
震央地名 東京湾
緯度 北緯35.6度
経度 東経140.0度
深さ 深さ 80km
マグニチュード 4.8