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より良い、過ごしやすい快適な住空間の提案について

社長ブログ,新築,増改築,リノベーション,バリアフリー,リフォーム 2024年04月04日

毎年3月21日の「世界ダウン症の日」に続いて、4月2日は「世界自閉症啓発デー」とされています。

これは、2007年の国連総会において、カタール王国王妃の提案により毎年4月2日を「世界自閉症啓発デー」とすることが決議され、全世界の人々に発達障害の一つである自閉症を理解してもらう取り組みが行われています。

 

日本においても、世界自閉症啓発デー・日本実行委員会が組織され、自閉症をはじめとする発達障害について広く啓発する活動を行っています。

毎年、4月2日から8日を「発達障害啓発週間」として、シンボジウムの開催や東京タワーなどのランドマークのブルーライトアップ等の活動を行っています。

自閉症をはじめとする発達障害について知ることや理解をすることは、発達障害のある人だけでなく誰もが幸せに暮らすことができる社会の実現につながるものと考えます。

 

私のこのブログの繰り返しのテーマになりますが、発達障害のお子さんを持つご家族が暮らす戸建てやマンションなどの住空間における悩み(特に、接する時間の長い母親の悩み)をできるだけ軽減し、ストレスのない暮らしをしていただくお手伝いをしたいと私は考えます。

 

前のブログでも書かせていただきましたが、私のブログをご覧になり、発達障害のお子さんをご家族に持つお母さまからのご相談が時々寄せられます。

ご自宅にお伺いし、お子様の特性を見極め(かなり難しいですが)、今ある悩みと合わせ、最善の解決方法を提案し、お見積もりをします。

 

たとえば下記のような改造を通常は提案することになります。

 

・勝手に移動する(入り込む)のを防ぐために部屋のドアをキー付き(鍵穴の位置を高く)にする。

 

・バルコニーに勝手に出られないように鍵付きのクレセント(サッシ枠の真ん中付近にあるレバー)をキー付きのものに交換。

 

・テレビを扉付きの壁収納に隠す。

 

・スイッチやコンセントにカバーを付けて目につかないようにする。

 

・窓からの転落防止のために、窓全体に面格子を付ける。

 

・高いところから飛び降りたり自傷行為を防ぐために、壁材や床材を柔らかいものに変更する。

 

・汚した時のために、掃除のしやす素材の壁材や床材に変更する。

 

・キッチン・トイレ・洗面・浴室などの水廻りの設備に近づけないように、キー付きのドアに変更、新設する。

 

・はがれにくい壁紙へ貼り替えたり、素材を変える。

 

・その他

 

これらの改造の提案をしますが、もちろん費用も掛かりますし、見た目も悪くなる場合もあります。

 

これらの改造をすることは、いつもお子さんと接している母親にとっての日常の生活のストレスを少しでも軽減する事とお子様が安全に生活できる環境を整えることにつながります。

しかし、こういった提案が、父親の「そんなのを付けたら格好悪いし使いにくい!」や「そんなのに金をかける必要があるのか?」などの一言で実現しないことも多いのが現実です。

 

同居の家族ですら発達障害に対する理解がない場合もあるので、一般の方たちはなおさら理解しにくいのではないでしょうか。

 

 

 

これからも、私はそういったご家族に寄り添ったより良い、過ごしやすい住空間の実現の提案を続けていくつもりです。

そういったお困りごとを抱えたご家族は、どうぞお気軽に私、長谷山までご相談ください。

045-716-6901までお電話いただくか、当社ホームページのご相談フォームボタンからお寄せください。

下記のリンクからもご相談を受け付けております。

 

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