エクステリアの話題:カイズカイブキの先祖返り
社長ブログ,新築,増改築,リノベーション,マンション大規模修繕,水廻り,インテリア,戸建て,クリニック,店舗,リフォーム 2024年10月23日
当社の業務内容についてお話ししましょう。
当社は神奈川県知事許可の建設業登録をしている「株式会社メディック」と神奈川県知事登録の一級建築士事務所「株式会社メディック 一級建築士事務所」から構成されています。
建設業としての「株式会社メディック」は、専用住宅、各種併用住宅、集合住宅、事務所、店舗、クリニックなどの建物自体の建築とリフォーム・リノベーション、エクステリア、インテリアの工事を担当し、建築設計事務所の「株式会社メディック一級建築士事務所」は、「株式会社メディック」の施工する建築物等の設計、建築確認申請、インテリアコーディネート及びマンション大規模修繕コンサルティングなどを業務内容としています。
今日はそのうちのエクステリア(外構)に関連した話題をお届けしようと思います。
先日通りかかった住宅の道路に面した生垣のカイズカイブキ(貝塚伊吹)が先祖返りしていました。
カイヅカイブキは常緑針葉樹で、もともと「イブキ(ビャクシン)」の改良品種で、何年も手入れをせずに放っておいて、刈込みのし過ぎや強い剪定をするとストレスを与え、カイヅカイブキの通常の葉とは違う葉(杉に似た銀葉の針葉)が出ることがあります。
こうした杉に似たトゲトゲした銀葉の針葉が出ることを先祖返りと言い、この枝葉は成長が早く強健ですので尖った枝葉はどんどん広がっていき、見た目も汚くなってしまいます。
写真の中の周囲より少し青緑色したトゲトゲした枝葉が先祖返りした枝葉。
カイヅカイブキはさらに、一度に強い剪定をすると枯れることがあるので、特に注意が必要です。カイズカイブキの場合は、全体的に葉を残して剪定することが絶対条件となります。
何年も剪定をしなかった場合は、枝の内側に陽が当たらず、葉が無いことが多いので、枝を切り詰める際は注意が必要です。
元のように戻すには、根気よく数年に分けて枝を切り詰めていきます。
枝の内側に日光が当たるように剪定すると、日光が当たるようになった枝の内側や付根から新しい芽が出てきます。このように新しい葉が成長したら、そのポイントまで切り詰める剪定を数年かけて繰り返し、全体のボリュウムを小さくしていきます。
カイズカイブキは葉の無い枝は枯れやすい特徴がありますが、葉が付いている枝の場合は、新しい芽を出して葉を増やそうとしてきます。
今後も建築関連を中心として、多岐にわたる話題を取り上げて、お話しして行こうと思っております。
どうぞ、今回のような植木の選定や植え替え、お庭のデザインや整備、門やフェンスなどのエクステリア工事なども、どうぞお気軽にご相談ください