トカラ列島に発生している群発地震と南海トラフ地震
今年の6月下旬から鹿児島県南部の屋久島と奄美大島の中間に位置するトカラ列島では地震が頻発しています。
6月21日以降トカラ列島では悪石島を中心に震度1以上の地震が700回以上起きており毎日のようにテレビの地震速報が流れています。
このトカラ列島の地震が起こっているエリアは、これまでに何回も群発地震が起こってきたエリアで、プレート境界の地震ではなく、熊本地震や阪神淡路大震災のような都市の直下で起こる大陸側のプレートの中で起こっている地震のようです。
SNSでは過去のトカラ列島の群発地震が、熊本地震や東日本大震災の前兆だったという「トカラの法則」なる言葉まで生れ、南海トラフ地震と関連がありかのようなまことしやかな噂が流布されています。
確かに南海トラフを震源とする巨大地震の発生は、政府の地震調査委員会の発表では、今後30年以内に発生する確率を80%程度としていますが、前回の地震から80年経っていますので、南海トラフ地震は、いつ発生してもおかしくはない状況なのは確かです。
首都圏直下型地震も危惧されていますし、6月29日に放映されたNHKの大河ドラマ「べらぼう」ではいわゆる1783年の浅間山の「天明の大噴火」により、江戸でも噴火の際の鳴動と振動、降灰の様子が描かれておりました。
私たちは、地震だけでなく、多くの災害に対する備えをするべきと思います。
写真は参考にメーカーから送ってもらったevoltzの制震ダンパー(現在はモデルチェンジしています)の現物です。
過去にも何度かご紹介していますが、他にも当社では、耐震補強工事に加えてプラスオプションとして推奨し、取り扱いの有る制震ダンパーを今後も順次、ご紹介してまいります。