異常気象:大雨と猛暑日などの極端現象と今後の住宅をはじめとする建築物に与える影響について ーその2ー
昨日に引き続き、今日のブログの「その2」のテーマはタイトルの様に、「異常気象:大雨と猛暑日などの極端現象と今後の住宅をはじめとする建築物に与える影響について」お話しして行こうと思います。
今日はまず、猛暑日などの暑い夏(暑いのは夏とは限らなくなりました)と冬の寒さと建築物についてのお話です。
〇真夏日(最高気温30℃以上)の年間日数
最近30年間(1995年~2024年)に平均年間日数(約44日)あった真夏日は、統計期間の最初の30年間(1910年~1939年)の平均日数(約35日)と比較してやく1.2倍に増加しているとのことです。
〇猛暑日(最高気温35℃以上)の年間日数
最近30年間(1995年~2024年)に平均年間日数(約3.0日)あった猛暑日は、統計期間の最初の30年間(1910~1939年)の平均年間日数(約0.8日)と比べて約3.9倍に増加しているとのことです。
〇日本の家屋は夏は暑く、冬は寒い
上記の気象庁のデータは真夏日と猛暑日のデータですが、日本の家屋は断熱に関する法整備の遅れから冬の時期は室内温度が低い家屋が多いと言われています。
世界保健機関(WHO)のガイドラインでは、冬を快適に過ごすために室温を18度以上に保つことが推奨されています。
しかし、その基準を満たさない家屋が大半を占めているといわれています。
〇断熱・省エネリフォームのすすめ
断熱・省エネリフォームは快適さを生み出すのはもちろんの事、断熱性能の向上した家は光熱費の軽減にもつながり、防音効果も同時に手に入れることができます。
断熱・省エネリフォーム工事に対しての助成金の申請も可能ですので、是非お勧めしたいリフォーム工事です。
リフォームの方法は下記のようなものになります。
・窓を2重にする → 断熱防音効果のある樹脂サッシ(インナーサッシ)を取り付ける。これはLIXILの「インプラス」やYKKapの「プラマードU」などがあります。
・床や壁に断熱材を入れる → スタイロフォーム、グラスウール、セルロースファイバー、ウレタンフォーム等の断熱材を充填する。
〇高気密・高断熱の住宅に建て替える
昭和56年5月までの確認申請で建築された古い家は、耐震性にも問題がありますので、費用効果でいえば建て替えを検討することも視野に入れ、下記のリンクをクリックして、専門家に相談してください。
建築物に関するお問い合わせは、どうぞお気軽に株式会社メディックまでお寄せください。


