中古マンション購入時の注意。いわゆるホームインスペクション。
新築マンションも相変わらずあちらこちらに建築され、分譲の案内などが新聞や電車の車内広告などで目にしますが、それらと並行して中古のマンションの流通も盛んなようです。
最近は流通価格が高騰しているとはいえ、新築マンションと比べて中古のマンションは購入しやすいと言えます。
築浅のマンションでしたら、それほどリフォームをしなくとも購入後すぐに引っ越して生活が可能な物件もあるかもしれませんが、一度他の方が生活されていると、やはりそれなりの汚れや生活による劣化は免れません。
築10年以内のマンションでしたら、水廻りの設備機器や給湯器などの経年劣化はあるにしてもまだ数年から10数年手を入れなくとも使用可能な場合もあります。
但し、よほどの高級マンションでない限りは、新築マンションに採用されている内装材や設備機器は、それほど高級なものではないのが実情です。我々はいろいろ見てきているので、普及品か高級品かの区別は一目瞭然ですが、ご購入をお考えのお客様はそこまでの目利きはできないのが当然です。
そこで私たちプロの出番があります。
不動産業者さんのサイトやチラシで目星を付けたり、すすめられた物件の下見、内見の際に私たちに同行をご依頼(申し訳ありませんが有料です)ください。居住中の場合は断りを入れても中々細かいところまで見ることは不可能ですが、ざっと見るだけでも不動産屋さんの言葉に惑わされず、ある程度の劣化状況の判断(ホームインスペクション)は可能です。
空家ならもちろん水回り機器の扉を開けて、さらに水を流したりして細部まで調査可能です。
築年数と間取りなどからおよその設備系等の使用材料や、リフォームし易いかし難いかなどを予測することも可能です。見えないところに購入後大きな費用が発生する場合もあるので要注意です。
マンションの下見・内見同行の場合の費用感ですが、事務所を出発し、事務所に帰るまでを拘束時間(およそ半日)とさせていただき、写真を撮り報告書提出で40,000円程度(消費税別途)とお考え下さい。
内見同行のご依頼をお待ちいたします。
※過去のブログにマンションの設計コンセプトと施工の変遷について書いています。
下記にリンクを張っておきますので、参考にご覧ください。
マンションリフォームの注意点:床の構造と水廻り① 1960年代~1980年代
マンションリフォームの注意点:床の構造と水廻り② 1990年代~現在